企業の競争力強化には人材への投資が不可欠

 

従業員満足、顧客満足、企業業績の因果関係を示した「サービスプロフィットチェーン」という概念があります。

この概念は、米国のヘスケット教授らによって提唱され、多くの企業で実証されました。

企業の成長には、顧客満足だけでなく、従業員満足の向上が重要であることを示しています。

 

概念の内容

 

従業員のために、企業内サービスの質を向上すれば、従業員の満足度が高まる

企業内サービスとは、職場環境、人事評価制度・賃金制度、人材育成などの制度の改善のこと)

従業員の満足度が向上すれば、労働生産性が高まる

労働生産性が向上すれば、顧客サービスの価値が高まる

顧客サービスの価値が向上すれば、顧客の満足度が高まる

その結果、顧客満足度の向上が、企業の業績を高める

 

「サービスプロフィットチェーン」

 

 

 

人事評価制度・賃金制度は、企業を運営する上で、もっとも重要な制度・施策のひとつです。

経営者の裁量だけで人事評価、給与を決定する、透明性、公平性に欠けた人事評価制度・賃金制度が、

従業員のモチベーションを低下させ、離職率を高めています。

人事評価制度・賃金制を導入したにも関わらず、成果主義に基づく人事評価と処遇が、

従業員のモチベーション低下を招き、業績不振に陥る中小企業もあります。

 

企業の競争力強化には、人材への投資が不可欠であり、そのための人材戦略が必要です。

経営者は、企業の成長に合わせて、従業員のための、身の丈に合った制度・施策を導入することが重要です。